2024/03/08 23:32

  [県展]  が今年もある、、、やっぱりある。

どうしようかなー、作ろうかなー、でもオーダーもあるし無理かなー、無理と思っているだけかなー、などと悩みながら
たどり着きそうな答えは 「慌てて作ってもいいものができる気がしないから、今年は見送って来年に出そう」 だったけど、、、
お世話になっている先生の意見は「それでも出した方が良い」 だった。
えーーーーー!!(泣 と思いつつ重い腰をあげ、なんとなーく頭にあったぼんやりしたものを粘土模型にしてみた。


そしたら一昨年、去年にはなかった感覚が、自分の中で案外大きく成長しているのがわかった。
なんだか面白くなってきて、ささっと4つほどマケットができて、あれこれ悩んでいたのに数時間でもう大体の検討がついた。

細かいことはこれからだけど、頭の中だけではなく実際に手を動かしてみることは、大切なんだ!と痛感した。

去年私は、
県展では近代工芸ではあるけど工芸的要素の多いものを。
そして越中アートフェスタにはその名にふさわしくあるようにアート要素を意識したものを出品して奨励賞を戴いた。
まだ、工芸とアートの違いを探りながらではあるけど、少しづつ自分の中に溶け込んできていると感じている。


ここ数年で思うことの一つには、
工芸には工芸の、アートにはアート、それぞれの良さ、特徴、感覚などがある。
アートは極端にいえばその人の生き方そのもの的な部分も多い気がするし、工芸にはハンドメイドの繊細で緻密で美的要素も重要な気がする。
自分はどんなものを作っているのか?どこに向けて作っているのか?どの角度からそれを作ってどこにチャレンジしているのか???
                          

そして、私みたいな大学という土台を持たずにものづくり愛だけでやってきた人間には、
出品は  「誰かと競って賞をねらう」のではなくて、「自分をよく知るための挑戦」 なんじゃないかと思っている。
その先にあるのが 「できれば賞を獲りたい」というみんなの共通意識なんじゃないかなと。少なくとも私にはそう思える。
だから特に工芸的な面で言えば、なおさらしっかり、
自分はみんなと何が違うのか?自分に足りないものは?強みは?などを知り、創る、いう事でことで色々見えてくることも多い。

そんなことなどを理解できていない事には、作品も良くはならないし進歩はないのだと思う。
まだまだ勉強の身で、こだわりが強いだけじゃだめなんだ、理解した上でこだわっていかないとただの面白みのない頑固な創り手だ。

そうしてその先に、オリジナリティーの確立ができていくんじゃないかな、、、などと思うのです。

自分の創るものが、私が言わずともhibikiのだ、とわかるような、そんなところにたどり着きたいなぁと夢をもっているところで思う、
ただの私の今の意見ですけど。。

ありがとうございまいた。