2025/10/12 10:20
いつもの製作をもう一歩進めたいという思いもあり、八尾 坂のまちアート に応募して、参加することになりました。
どんな会場に自分が展示することになるかは、運営さんが決められるので、未知の世界。1ヶ月ほど前にならないとわからないのです。
そして私にあてがわれたのは畳の和室ということで、私の想像とは違っていたのでどんな風にできるのか??と本当にドキドキでした。笑
どのように着地点をみつけようかな?と空想に空創を重ねながらガラス管を編み進めて行くうちに、だんだんと自分の作っているものは 「装置」のような気がしてきました。
風に揺れ回転する立体を見つめることで、線が幾重にも重なり、光が反射し、色が変容していく。
その視覚的効果は、観る人を日常から離れた場所へと導く。物質的な移動ではなく、意識の転送。時空を越えた旅。
過去や未来、記憶の奥深くへとつながる、それぞれの固有の旅路。
過去や未来、記憶の奥深くへとつながる、それぞれの固有の旅路。
なのではないだろうか??そんな風に感じてきました。
命名:装置 [teleportatio] 。
このガラス立体が「何を表しているのか」を探すのではなく、
見つめることで起こる脳内感覚を、ぜひ深く味わっていただければと思います。
見つめることで起こる脳内感覚を、ぜひ深く味わっていただければと思います。
そして完成品を搬入するのですが、
これを本当に吊り下げることは可能なのか?半信半疑で運搬の準備と予行練習をしてみましたが、どうやら一人では破損のリスクも大きいとわかり、息子に応援要請してなんとか終了。
実際和室に吊り下げて遠くから眺めてみて、自分の想像に近いものにはなったのかなと思います。
息子よ、ありがとう。
そしてお隣の蔵では、木版画家さんの展示だったのですが、
もう一つ、使っていない和室があったところに木版画家さんの屏風を展示することになりまして。
そしたらその方が、折角なんだからコラボしましょう、空間は使った方が活きますよね(生きます)とおっしゃってくださって。
私が「でも屏風の邪魔はしたくないです、、」というと
「屏風は飾るためにあるんですよ〜じゃんじゃん思うことしてください〜」っておっしゃるんです。私なんかにも。
素晴らし作品を手がける方。人生においても先輩。
おっしゃる事もやる事も、周りの人たちへの振る舞いも素敵です。
根本には愛あって、いいなぁと思うことを率先して実現すしようとする。そうやって実行に移せば、結果は自ずと素敵に通ずる、繋がることをちゃんとわかっていらっしゃる。
大物は器も大きいし、そういう方の周りっていうのは邪気も目が回りそうな、そんないい空気が流れているなぁ〜と感じる時間でした。

画像は 木版画家 野村正義さん とのコラボ空間です。
装置 [teleportatio] の画像は最終日に載せますね。
あと二日、
装置 [teleportatio] と共に、坂のまちアート、いろいろ勉強しながら過ごそうと思います。
今日の現場からは以上です。